![]() 【ペアセット】 今年は、ペアやセットでの製品発表、商品発売が目立ちました。 なかでも大手メーカーのホットトイズでいうと発表、発売品の3つにひとつはペアやセット販売だったような印象すらあります。 ――と、言ってしまうのは大げさで、実際そのようなことはありませんが、注目度や話題性の高い作品からのリリースがそのような形だったここもあり、“セット売り”という印象が強く残りました。 印象深いものとしては、既発売の『【ダークナイト】1/6スケールフィギュア アルフレッド・ペニーワース&バットスーツ格納庫』、『【アベンジャーズ】1/6スケールフィギュア ブルース・バナー&ハルク(2体セット)』等々があります。 発売待ちの商品としては、『【スター・ウォーズ エピソード4/ 新たなる希望】1/6スケールフィギュア ハン・ソロ&チューバッカ』、『【ダークナイト ライジング】1/6スケールフィギュア ジョン・ブレイク&ジム・ゴードン市警本部長 [バットシグナル投光器付き]』――などが挙げられるでしょうか。 他のメーカーでもiminimeの『The Trio』、Big Chief Studiosの『シャーロック・ホームズ&ジョン・ワトソン 1/6フィギュア 2体セット』、Three ZEROの『ウォーキング・デッド ミショーンズペッツ (2 pack) 1/6』、Master Worksの『“Those Who Remain” - Joe & Elle 2体フルセット』など、人気作品・話題作品からのリリースで、セット販売の存在が印象深いものとなりました。 ![]() 【ボリュームセット】 ボリュームの観点から目を見張るものもあります。 一番のボリュームとインパクトだったのが、Kumikの『“S2girls” デラックス 9体 フルセット フィギュア』。商品名から分かる通り9体の団体で発売されました。記憶にある範囲ではこれまで最も多数のフィギュアがセットになった商品。 Master Worksの『“Bad Reaction Collection”』も、そのボリューム感は作品完成度の高さとともにインパクトが大きかったといえます。 【類似仕様商品の一括提案】 また、ボリュームセットほど数を揃えているわけではありませんが、同じ世界観のキャラクターを、一部仕様を変えるなどしてまとめて発表する形も目に付きました。 男女スーツやドレスなどアウトフィットに強いメーカーであるVERYCOOLやPOPTOYS はそれぞれ、『ULTRA FEMALE KILLER – VIOLET[A](ブラック)、[B](レッド)、[C](ホワイト)』、『POPTOYS 1/6 MI6 女性捜査官A(ブラック)、B(ブルー)、C(グレー) 』を発表。ボディメーカーからスタートしたPhicenも女性兵シリーズを揃え、それぞれのメーカーが “ 戦う女 ” シリーズを提案しました。 これらは、メーカーがセット販売を提案しているわけではありませんが、消費者側で仕様違いを2、3種類、セットで購入したくなるような、購買意欲をくすぐるラインナップとなっています。 アクセサリやアウトフィットの世界では、豊富なバリエーションで商品を発売するというのは通例となっています。しかし、フィギュアフルセットでの同展開はこれまであまりなく、今年ひとつの特色といえるでしょう。 いちメーカーが、同じ系統の商品をマイナーチェンジしながら断続的に発表する場合、一般的には賛否の評価が分かれる傾向があります。 しかし上のように、いちメーカーが同一テーマ、同一カテゴリーの作品を一気に提案する場合、消費者はそれに快味を覚えるのか、または選択に喜びを感じるためか、好感を持って受け入れられる観がありました。 その意味で今年は総体的に、消費者にとっては選択の悩ましさがあった一方、これまでとはまた一味違った面白味の多い年だったのではないでしょうか。 ![]() 【人馬セット】 馬と人物の組み合わせという形態での発売も今年は豊作でした。 303TOYSの『1/6 三国志 関羽雲長 (赤兎馬+軍旗セット)Guan Yu 』、『1/6 三国志- 趙雲子龍 DX版 (白龍&軍旗&ボーナスアクセサリー)フィギュア』をはじめ、O-SOUL魂作の『1/6 三国志 - 趙雲子龍(軍馬+軍旗セット)』、Toys Powerの『1/6 清忠岳飛 ホァン・シャオミン 黄暁明 フィギュア』、Asmus Toysの『“リングレイス” & “ナズグルスティール” フルセット ロード・オブ・ザ・リング フィギュア』――。 サイズも内容もゴージャスなセット品で、特筆すべき発売傾向のひとつであったと言えます。 【総評】 これまで紹介したセット作品群は、例外はあるものの、その多くが単品での販売にも対応しています。 ただ、セット購入の方が単品を複数買うよりもお得な価格設定であったり、特典が付加される傾向にもあります。メーカー側も、セットだからこそより完成に近づく世界観を意図して、同形態で発表している場合もあるでしょう。 もちろん、セットはセットであるがゆえに、お得といえどれも購入するとなると価格はそれなりの金額となります。 そのことを考慮すると、購入しなかった場合の後悔も、購入した場合の懐(ふところ)へのダメージも、セットであればこそ2倍、3倍となる可能性があるのも今年の一面だったのではないでしょうか。 以上を踏まえ、今年は “セット”もしくは“ペア”というキーワードが浮かび上がります。 ただ、ここでは今年を象徴する言葉を漢字一文字で表すことを主旨としています。 結果、ここで選択した漢字は、セット、ペアを表す漢字 『組』 と決めました。 【追記】 改めまして、今年一年、当店をご利用いただき、誠にありがとうございました。 来年もより一層のご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。 また、国内外の関係者の皆様方、直接・間接種々お力添えいただいた方々に対し、こころより御礼申し上げます。 来年も、変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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